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第3話
ダビデは英雄
ここはエラの谷。
ダビデと巨人は1対1で向かい合った。
ダビデ「ど、どうも」
巨人「おまえがダビデか?」
ダビデ「は、はい。一応、ダビデっす」
巨人「おまえ、おれ様を倒すって豪語したらしいな」
ダビデ「出た、誰っすかね、そんな噂ながしたの」
巨人「じゃあ、あれはただの噂か?」
ダビデ「はい、ただの噂ですよ」
巨人「おまえはおれと戦うためにここに来たんじゃないのか?」
ダビデ「戦うなんてとんでもないっす」
巨人「じゃあ、なにしにきた?」
ダビデ「えっと、今日は、プレゼントを持ってきました」
巨人「プレゼント?」
ダビデ「これです」
巨人「石?」
ダビデ「僕の宝物っす」
巨人「………」
ダビデ「珍しい形でしょ?たくさんありますよ」
巨人「………」
ダビデ「この形、ライオンに似てません?こっちは象」
巨人「………」
ダビデ「これで動物ごっこをするんですよ」
巨人「………」
ダビデ「ほら、この石は馬みたいだ。ひひーーん、ってね。おもしろいでしょ?」
巨人「………」
ダビデ「おもしろくないですよね… (-_-;)」
巨人「ふんっ」
ダビデ「……汗」
巨人「………」
ダビデ「あ、大将。マッサージいたしますよ。お疲れでしょ?」
巨人「おお、気が利くな」
ダビデ「はい。マットも持参しました」
巨人「じゃあ、背中を揉んでもらおうかな」
ダビデ「うつ伏せになって楽にしてください」
巨人「すまんな」
ダビデ「はい、これ、あごの下に敷くタオルです」
巨人「ありがとう」
ダビデ「じゃ、失礼して、背中にまたがりますよ。あぁ、だいぶ凝っていますね〜」
巨人「おぉー、気持ちい。うまいな」
ダビデ もみもみ
巨人 〜〜♪
ダビデ もみもみ
そのころ、イスラエルの町では…
民衆1「ダビデさん、勝ったかな?」
民衆2「心配だね」
民衆1「ちょっと様子を見てこようか?」
民衆2「うん」
ダビデはというと。
巨人「いいぞ。しっかり揉めよ」
ダビデ「へい、大将」
巨人「極楽だ〜。うとうと。 (-_-)zzz 」
そこへイスラエルの民衆が現れた。
民衆1「あ、ダビデさんが巨人に馬乗りになってる!」
民衆2「巨人はぐったりしてるぞ」
民衆1「ダビデさんが巨人をやっつけたんだ!」
民衆2「よし、敵を攻めるのは今しかない!」
民衆1「まずはぐったりしてる巨人を縛り上げよう。そして総攻撃だ〜!」
イスラエル軍は一気に海洋民族を攻め、勝利した。
民衆「ダビデさんのおかげで勝てました」
ダビデ「え、うん。まあね…」
民衆「でも、どうやってあの巨人を倒したんですか?」
ダビデ「どうやってって。えーっと…」
民衆「あの場にあったものといえば、石とタオルくらいでしたよね?」
ダビデ「う、うん」
民衆「石とタオルをつかって倒したんですか?」
ダビデ たじたじ…汗
民衆「あ、真相がわかりましたよ!」
ダビデ「ドキッ!」
民衆「石つぶてですね?」
ダビデ「石つぶて?」
民衆「タオルに石をくるんで、ぶんぶん振り回して、パッと手を離してびゅーーんと投げる、あれですよ」
ダビデ「???? あ、ああ。あれね…」
民衆「あれってすごい破壊力ですからね」
ダビデ「そ、そう。そうなんだよ」
民衆「なんにせよ、巨人を倒してイスラエルの危機を救ってくれたんだから、ダビデさんは英雄ですよ」
ダビデ「えへへ」
ダビデが石つぶてで巨人を倒した話は旧約聖書サムエル記にしるされている。
こうして羊飼いの少年ダビデはイスラエルの英雄となった。
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