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第20話
高氏→尊氏
ますます評判が悪くなった後醍醐天皇は……
天皇「おれ、また評判悪くなっちゃった。うけるね」
側近「うけませんよ」
天皇「じゃあ、どこまで評判悪くなれるか、競争ね」
側近「人を巻き込まないでください。それより……」
天皇「なに?」
側近「このままだと武士たちの不満が爆発して反乱が起きるかも」
天皇「その心配はない。反乱ってのは、誰かがリーダーシップをとらなきゃ始まらない」
側近「はい」
天皇「今の武士にそんな気概のある奴はいない」
側近「いますよ」
天皇「だれ?」
側近「足利高氏」
天皇「彼はたしかにエリートだし人望もあるし大物だね」
側近「要注意ですよ」
天皇「大丈夫。おれは足利さんのハートをわしづかみにしてある」
側近「おぉ……」
天皇「彼がおれを裏切ることは、絶対にない」
側近「どうやって、わしづかみにしたんですか?」
天皇「名前を一字あげたの」
側近「名前?」
天皇「おれってさ、普段は後醍醐天皇って名乗ってるけど、これ芸名なんだよね。本名は尊治(たかはる)っていうの」
側近「はい」
天皇「その尊治の”尊”の字を、足利さんにも使わせてあげることにしたの」
側近「ということは?」
天皇「足利高氏が足利尊氏になったの」
側近「いつの間に」
天皇「1333年の間に」
側近「天皇さんから名前をもらえるなんて名誉なことですね」
天皇「こんなに名誉なことしてあげたんだから、足利さんがおれを裏切るわけないよ」
側近「そうですね」
そこへ兵士が飛び込んできた。
兵士「反乱です」
天皇 Σ( ̄□ ̄;え!
兵士「反乱が起きました」
天皇「首謀者は? まさか足利さん?」
兵士「いえ、それが、意外な人物で……」
西暦1335年。天皇への不満が爆発し、ついに反乱が発生した。
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