第20話
サル2世
ここは高野山。
幸村たちは兵士に見張られて生活していた。
幸村「なんで、こっち見てるの?」
兵士「仕事ですから」
幸村「仕事?」
兵士「あなたを見張るのが仕事なんです」
幸村「そんなずっと見てなくても」
兵士「この柵から出たらダメですからね」
幸村「わかってるけどさ、一瞬だけ外出していい?」
兵士「ダメですよ」
幸村「だって退屈なんだもん」
兵士「ダメです」
幸村「あのさ…」
兵士「はい」
幸村「それ、徳川軍の制服?」
兵士「そうですよ」
幸村「もうボロボロだね」
兵士「働き者ですからね、僕」
幸村「新しい服、着たら?」
兵士「え?」
幸村「買ってきてあげる。なに色の服が似合うかな〜」
兵士「……」
幸村「黒かな〜。白かな〜」
兵士「あの手この手できてもダメですよ」
幸村「ケチ」
そこへ1人の青年があらわれた。
青年「幸村さん。おひさしぶりです」
幸村「は?」
青年「お久しぶりです」
幸村 (´∇`;)えーと?
青年「覚えてますか」
幸村「どなたでしたっけ(汗)」
青年「サル2世です」
幸村 (゚ロ゚;)!
青年「天下人だったサルの息子の、サル2世です」
幸村「第11話で生まれた、あの?」
青年「はい」
幸村「生まれた直後ぐにゅぐにゅだった、あの?」
青年「はい」
幸村「いや〜♪ 名前が『青年』だから、わかんなかったよ」
サル2世「←これでどうです?」
幸村「あ、わかりやすい」
サル2世「じゃあ今後はこれで」
幸村「おっきくなったね」
サル2世「18歳です」
幸村「今、どうしてんの?」
サル2世「一応、大坂で地元のリーダーみたいなことやってますよ」
幸村「頑張ってるね〜」
サル2世「差し入れをもってきました。ビールです」
幸村 (゚∀゚)きらり〜ん
サル2世「皆さんでどうぞ」
幸村「ありがとう!」
幸村の父親があらわれた。
父親「むむっ。ビールか」
幸村「あ、お父さん。一緒に飲もうよ」
父親「そうもいかんのだよ」
幸村「なんで?」
父親「ザ・寿命だ」
幸村の父親は倒れた。
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ありけん